彼氏が欲しいと思って、出会いを求めたり、ご飯に行ってみても、
いつも上手くいかずに終わってしまう。
恋愛はしたいけど、彼氏ができると依存してしまいやすい。
付き合う前から、好きになった人に「重そう」と言われてしまうことがある。
そんな中、何度頑張っても彼氏ができなくて、
「恋愛をすることに疲れた」
「私は恋愛に向いていないんじゃないか」
そう感じている人は意外に多いようです。
一説によると、「恋愛に向いていない」と感じる女性は6割くらいもいるとか。
実は恋愛に向いていないと感じる人には、タイプによってそれぞれ違った「原因」があります。
でも、向いているとか向いていないとか関係なく、彼氏は作りたいし結婚だってしたいですよね。
今回は、「恋愛に向いていない」と思う方の中でも「彼氏ができると依存してしまいやすい」という方の解決方法をお伝えします。
恋愛に依存してしまいやすい人の特徴とは
人は、周りの人がしている恋愛のように、「世間一般でいう恋愛」を上手くできなかったり、楽しめないと感じる時、
「私は恋愛に向いていないんじゃないか」と感じます。
その向いてないと感じる人の中に、「彼氏に依存してしまいやすい」タイプの人がいます。
このタイプの人の特徴としては、
・恋愛に対して受け身な姿勢になりやすい
・「好き」の熱量が人より強い
・対人関係で不安を感じやすい
・一つのことにのめりこみやすい
・彼氏がそばに居ないと不安になりやすい
・自分のことがあまり好きではない
このような傾向にあることが多いようです。
このような要素に心当たりがある人は、比較的彼氏を作るまではスムーズにいくことが多いのですが、
彼氏ができたときに「私はいつか嫌われて捨てられるのではないか」
という不安が無意識に働いてしまい、
「彼がそばに居ないと不安で仕方ない」と思ったり、「できる限り彼のそばに居たい」
という不安な気持ちになってしまい、相手の行動や時間を制限してしまうようです。
不安の「原因」は「慢性的な愛情不足」にある
好きな人に依存してしまう、依存したいと思ってしまう原因の多くは
あなた自身が常に愛情不足の状態になってしまっていることにあります。
人より、人からもらえる愛情を感じにくかったり、
愛情のもらい方が上手ではなかったり、
「寂しいという感覚」に人よりもとても敏感だったりすることで、
人から「愛情」をいくらもらっても、あなたの中ではまったく足りていない状態なのです。
そのため、好きな人や彼氏ができた時に、
「この人から自分が完全に安心できるだけの愛情をもらいたい。」
そんな心理が無意識に働いてしまい、たくさんの愛情を求めるために、
「常に一緒に居たい」「彼がどう思っているのか常に知りたい」「彼からの愛情を常に感じていたい」
そのような衝動に駆られてしまい、彼にそれらを求めてしまうのです。
愛情不足の原因はあなたのせいではない
このように書いていると、「依存してしまうのは全部私が悪いんだ」と思われる方もいるかもしれません。
実はそうではありません。
あなたが常に愛情不足な状態にある原因は、根本をたどればあなただけに責任があるわけではないことが多いです。
実は、恋愛に依存してしまう状態になる原因は様々あり、そのほとんどが「あなたではどうしようもなかったこと」が多いのです。
・もともとコミュニケーションに苦手意識が強くある
・幼少期から人からの愛情を受け取る経験が少なかった
・厳しいルールや制限のもとで生きてきた
・褒められることが少なく、叱られることが多かった
・あなたの人格を否定されるような大きな経験がある
・人のマイナス感情に弱く、常に人の顔色を伺いながら生きてきた
・両親共に仕事が忙しかったり、子育てに積極的ではなかったりして、親からの愛情を十分に受けられなかった
など、「幼少期から現在まで、人からの愛情を受けることが環境的にも生まれ持った性質的にも難しかった」というケースが多くあります。
今あなたが恋愛に依存してしまう傾向にあるのは、あなたの生まれ持った性質や生きてきた環境が、十分にあなたに愛情を与えられる状態になかったのです。
そのため、人より強く愛情に対しての渇望があり、それを満たしたいと思う強い欲求を持ってしまっているのです。
「人からもらえる愛情」では本当の安心を得ることはできない
しかし、この「慢性の愛情不足」という状態を解消するために、
ほとんどの人が、「他者に愛情不足を埋めてもらう」ということをしています。
彼氏を作ったり、好きな人を追いかけたり、そういう形で解消しようと頑張ります。
しかし、彼氏と付き合っても不安は消えず、不安が常に付きまとってくる。
それどころか、手に入れたものを失う恐怖にさいなまれ、不安はどんどん膨らんでいく。
そのため、彼がいつ・どこで・何をしているのかが気になりすぎて、彼のことしか考えられなくなる。
そして不安を解消しようとすればするほど、彼の行動や時間をどんどん制限してしまう。
その結果、彼の時間や行動を制限してしまうことになり、
次第にその制限に疲れてしまった彼は、「離れる」という選択肢を選んでしまうことになります。
このように、このタイプの「愛情不足」の人は、「他者に愛情を埋めてもらう」ことではいつまでも満足できず、
それどころか、不安や寂しさはどんどん膨らんでいき、愛情をもらってももらっても満足できないという、
悪循環に陥ってしまいます。
恋愛依存から抜け出すためには「自分自身を認めていく」こと
このタイプの人が無理なくステキな恋愛をしていくためには、
「あなた自身があなたのことを十分に認めてあげて大切にしてあげること」がまず大切になります。
このような書き方をすると、よく「自分のことを好きになること」「自分に自信を持つこと」などと言われますが、
無理に自分を好きになる必要はありません。
大切なのは、「私ような人が、世界に1人くらい存在しててもいいじゃない」と、
あなたが自分自身のことを「この世に居てもいい存在だ」と認めてあげることです。
周囲に別に好きではないけど、嫌いでもない人っていますよね?
自分を好きになる度合いってそれくらいでいいんです。
今、あなたがあなたのことを嫌いだったり、ダメだと思っていることが依存につながる原因です。
逆に言うと、自分自身を嫌いでなくなれば、寂しいという感覚は少しずつ小さくなっていきます。
あなたのことを一番認めて受け入れて欲しい相手は、実は「他者」ではなく「あなた自身」なのです。
まずはゆっくりでいいので、「今のあなたがどれだけステキな人間に育っているか」を考えてみて下さい。
分からなければ、誰かに聞いてもいいです。
あなたがこれまで生きてこれたのは、必ずあなたに「いいところ」「魅力的なところ」があるからです。
たとえあなたのことを誰も知らなくても、あなたさえ知っていれば、あなた自身が大切にできれば、
誰かに認められなくても、人に左右されることなく、自分の人生を楽しんで生きていいのです。
できていないことは、「これからできるようになればいい」という努力課題なだけです。
今のあなたはそのままでも、とてもステキで魅力的な人なのですから。
恋愛の正しい在り方を考えてみる
「あなた自身があなたのことを十分に認めてあげて大切にしてあげること」をゆっくりとしていくのと同時に、
「恋愛の正しい在り方ってどんな形なんだろう」ということもゆっくり考えてみて下さい。
おそらく、
「お互いが認め合って、助け合える、共に成長できる間柄」や
「お互いがお互いを尊敬、尊重して大切にしあえるような間柄」
のようなことが思い浮かぶのではないでしょうか?
では、そのために必要な要素って何でしょう?
まず大切なのは、「恋愛がなくても、楽しく幸せに生きていける自分であること」です。
誰かがいないと生きていけないような生き方だと、どうしても人に大きく左右されます。
そうなると、相手に支えられてやっと生きていける状態なので、平等な関係は築きにくいですね。
恋愛というものは、「なくても幸せに生きていけるけど、あるともっと幸せになるもの」なのです。
あなたを構成している要素は他にも「仕事」「趣味」「友人」「家族」など、たくさんあり、
どれも「恋愛」と同じくらい大切なものですね。
たとえ恋愛がなくても、あなたがあなたらしく幸せに生きていける要素はたくさんあります。
しかし、恋愛を楽しめるようになると、もっとステキに生きていけるようになるのです。
そのためには、お互いが最低限「自分のことは自分の力で行動・解決できること」が必要になります。
趣味や、仕事、友人付き合いなど「あなたの人生」は、恋人がいてもいなくてもあなたが楽しみながら進めていくことが大切です。
あなたの人生の主人公は「あなた」なので、あなたを幸せにできるのは「あなた」しかいないのです。
恋人とは「あなたが幸せになるために、あなたが大切にするべき人」であり、「あなたを幸せにしてくれる人」ではないのです。
自分で自分のことを幸せにしてあげることができるようになると、心に余裕が生まれ、
好きな人ができたときに、自分のことは置いておいてまず「相手を幸せにすること」もできるようになります。
あなたが相手に与えられるものが増えていくと、相手からももらえるものが増えていきます。
人間関係とは、常に持ちつ持たれつの関係が、一番長く続く幸せな状態なのです。
それらができるようになると、無意識に抱えていた不安が少しずつ少なくなり、
「お互いが認め合って、助け合える、共に成長できる間柄」のような恋愛関係を、恋人と築いていけるようになります。
まとめ
「彼氏に依存してしまいやすい」方は、まず「あなた自身があなたのことをもっと大切に」してあげてください。
あなたの人生はあなただけの物であり、他の誰が何を言おうとあなたには「あなたを幸せにする」権利があります。
他の誰かの力だけではあなたを100%幸せにすることはできません。
今のあなたはそのままで、じゅうぶん魅力的でステキです。
しかし、あなたはそれに気付けていないだけなのです。
自分自身の力で、自分のことを幸せにすることができれば、好きな人ができた時に、その人を幸せにして、
その人といることで、自分をもっと幸せにすることだってできるようになります。
一度立ち止まって、ゆっくりこれらのことについて考えてみて下さい。
無理のないペースでゆっくりでいいのです。
友人や周囲の人に話を聞いてもらっても構いません。
あなたには、あなたを幸せにする力が必ず備わっています。
その力を、あなたが幸せになるために使っていきましょう。
あなたがステキな恋愛ができることを、心から願っています。