好きになった相手と付き合えても、
すぐに冷めてしまい長続きしない。
好きだったはずなのにすぐに飽きてしまう。
どうやったら長続きする恋愛ができるの?
今回はそんなお悩みを占いバーを経営しながら、
1000人以上の人を占ってきた占い師、檀(だん)が解決します!
恋愛の「好き」がすぐ冷める原因は3つ
恋愛の「好き」がすぐ冷めてしまう女性は、
よく、熱しやすく冷めやすいと言われると思います。
出会った瞬間「好き」となったら一直線。
そこからどんどんテンションが上がっていき、
付き合うまではとても楽しくドキドキする。
そんな恋愛をする方が多いようです。
このタイプの方が付き合ったらすぐ冷めてしまうのは、
・付き合うことが目標であり、ゴールになってしまっている
・恋愛では常に「ドキドキ」していたいと思う
・彼のことを「減点方式」で見てしまっている
という原因があるからなのです。
私が経営している占いバーに来られたお客様の中にも、
同じような悩みをもって占いに来られた方がいました。
その女性は、新しいものが好きで、とてもアクティブ。
とても社交的で、交友関係も広く、明るい性格をしていました。
好きな人がすぐでき、その人と付き合うまでもスムーズにいくのですが、
いざ付き合っていくと、相手の嫌なところが許せなくなったり、
相手に慣れてくると新しく好きな人ができてしまったりして、
お付き合いが長く続かないと悩んでおられました。
そこで、占いを使って彼女の恋愛を詳しく読み解いていくと、
上記の3つの要素が、長く続かない原因になっていました。
彼女はこの3つの要素に気をつけて恋愛を進めることで、
長く続くステキな彼と付き合うことができるようになりました。
解決すべきは「付き合うことがゴール」になっていること。
付き合うとすぐ冷めてしまう人の多くが陥りやすいのが、
「付き合うことがゴール」になってしまうということです。
魅力的な男性と出会うと、一気にテンションが上がり、
何とかして付き合いたい。
相手を振り向かせるためにはどうすればいいのか。
そんなことを一生懸命考えている時がとても楽しく、
とにかくドキドキに任せてアプローチをする。
彼と付き合うことに一種のあこがれのような感情もあり、
彼と付き合えることは、自分が幸せになるために最高なこと。
そう思って全力で付き合うまでもっていきます。
そして、いざ付き合ってみると、
付き合ったことで満足感が出てしまい、
お互いが落ち着いた関係になればなるほど、
一緒に居るのが当たり前の普通なことになっていきます。
気が付くと、「最近ドキドキもキュンキュンもしてないな。」
と感じはじめ、二人の間に新鮮な要素がないことが、
面白くないどころか、苦痛になっていってしまう。
ドキドキしないということは、好きじゃなくなったのではないか。
そう思いだすと次第に彼の嫌なところが目について来て、
他の男性が魅力的に映ってしまう。
そうして自ら別れを切り出すか、疎遠になったことで、
相手から別れを切り出されてしまうことが多いようです。
この「付き合うことがゴールであり感情のピーク」に
なってしまっていることを変えていくことが、
長く続く恋愛につながっていくことになるのです。
「ドキドキの感情」は長く続かない
ここで、少し科学的な話をさせてください。
恋愛のドキドキする感情は、
「フェニールエチルアミン」という神経伝達物質が、
頭の中に出ることによって起こります。
この物質が出て、「ドキドキした状態」というのは、
実は人間の体にとってはかなりの異常事態。
ずっとこの感情を持ち続けると人は死んでしまうとも言います。
そのため、このドキドキは本能的に次第に分泌が少なくなり、
なくなっていくようになっているそうです。
この物質が継続して分泌されるのは、出会ってから長くても3年間。
人によってはもっと短いかもしれません。
要は、付き合えて安心できるようになると、
必ずドキドキはなくなっていくものなのです。
その代わりに、安心感と安定感という穏やかな感情が、
どんどん大きくなっていき、
長く安定した関係を築けるようになるそうです。
ここで厄介なのは、ドキドキを作る伝達物質は一種の麻薬物質なので、
一度ドキドキを大きく経験すると、「あの興奮をまた味わいたい!」
と思ってしまうことがあるということ。
そのため、恋愛が長く続かない人は、
「ドキドキする」→「飽きてくる」→「次のドキドキを探す」
という悪循環な流れを、無意識に選んでしまっているのです。
長く続く恋愛をするためにはまず、
このドキドキに振り回されないように考えていく必要があります。
彼氏を減点法で見ていませんか?
冷めてしまう理由のもう一つに、
「彼のことを減点法で見てしまっている」
ということもあります。
付き合うまでは好き過ぎて、彼の悪いところが見えず、
ふたりの関係が落ち着いてきて安定してくると、
次第に彼の良くないところや、してほしくない行動などが目についてきます。
好きなところやいいところは、
付き合う前から見えていたので、当たり前になってしまう。
嫌なところはあとから新しく見えてくるので、
そっちの方がどうしても気になってしまう。
そんな流れになっていると、
「彼を減点法で見ている」ことになり、
出会った時の彼への評価がピークの100点なので、
そこから知れば知るほど、気持ちは減っていく一方になってしまいます。
彼を減点法で見ないようにするためには、
「最初から彼の良いところ以外もしっかり見ておく」
ということが大切になります。
相手の良いところも悪いところも正しく知ってから付き合うことができると、
減点法の見方にはならず、時間が経つにつれて愛情が減っていくという、
すぐに冷めてしまう恋愛を避けることができるようになります。
バーを運営していると、毎日お客様同士の新しい出会いがあるので、
出会って3回目くらいで付き合うことを決めるカップルは、
それほど珍しくなく、よく見かけるのですが、
その大半が、3カ月くらいで別れてしまっていました。
お互いをきちんと知る前に、出会った時のテンションだけで付き合うので、
お互いが減点法の付き合い方になってしまうのでしょうね。
それとは対照的に、
バーで出会っても最初は飲み友達から始まって、
長い友人付き合いの中から付き合った人は、
付き合った後も長く続き、そのまま結婚するカップルも多くいらっしゃいました。
このように、付き合う前にじっくりと相手のことを知った上で付き合うカップルの方が、
相手を減点方式で見ることがなく、落ち着いた状態で付き合うことができるので、
長く続く安定した関係を築いていけるのです。
長く付き合うコツは友達から始めること
恋愛がすぐ冷めてしまう女性が長く続く恋愛をする時に良い方法として、
「まずは友達から始める」という方法があります。
要は、恋愛をドキドキワクワクの勢いに任すのではなく、
ドキドキした時には、一度じっくり友達から様子を見てみるのです。
そもそも「友人になれない人は、恋人にはなれない」と思いませんか?
ドキドキしている時は基本、相手のことが正しく見えていない時なのです。
彼の良いところばかりが見えてステキに思ってドキドキする。
お互い一緒に居るようになって、ドキドキが落ち着いてきたら、
彼の良くないところや嫌なところが見えてきて冷めてしまう。
その繰り返しにならないためには単純な話、
友人としての期間をじっくり取ることで、
時間をかけて相手のことを知ればよいのです。
時間をかけて彼の良いところも悪いところも含めて知った上で、
それでもまだ好きだと思えた時に、
付き合うことができれば、
正しく相手を知った上での付き合いになるので、
彼氏と長く続く恋愛になっていくのです。
私は今までたくさんのお客様を占いを通して視てきましたが、
付き合う前にデートをたくさん重ねたり、
飲み友達や、趣味の友達期間が長かったカップルほど、
付き合ってからも安定した、周りからも祝福されるような、
ステキなお付き合いをして、結婚しているケースが多いです。
たとえ2人の間に問題が生じても、お互いが相手のことを良く知っているので、
ケンカではなく、話し合いをすることができ、
2人で問題を乗り越えられるのです。
一緒にいて違和感がないのは相性が良い証拠
「恋愛とはドキドキ・キュンキュンするもの」
この価値観を持っている人は、ドキドキしなければ恋じゃない、
と思っているかもしれませんが、
穏やかに安心できる相手と付き合うという形が、
長く続く恋愛には必要不可欠な要素です。
だからといって、面白くもなんともない人とは付き合えませんよね。
もちろん、好きの感情が動かないと付き合う意味はないのですが、
長く続く恋愛をするためのひとつの目安として、
「一緒に居て違和感がないかどうか」
ということを気にかけてみて下さい。
例えば
友人、知り合い関係の時から、何もしなくても一緒に居れたり、
いつ会っても同じテンションで楽しめたり、
彼の頼みなら聞いてあげたいと思えたり、
と、一緒に居て「なんか嫌だな」という感覚が少ない相手は、
自分と相性が良いことが多いです。
ドキドキはもちろんあった方が楽しいですが、
「一緒に居て違和感がない」というのは、
お互いが、気を使いすぎることなく自然体で、
同じ量の愛情をもって関わっているので、
付き合ってからも安定して関係を深めていくことができます。
必ずしもそれが正しいというわけではないですが、
すぐに冷めてしまう人はこの感覚を大切に相手のことを見ていくと、
すぐに冷めない、安定したお付き合いができるようになります。
まとめ
恋愛がすぐ冷めてしまう人は、
恋愛を「ドキドキ」を基準に考えて、
テンションのピークから減点法で相手を見てしまうことが原因です。
お互いのことを良く知る期間を踏まえてお付き合いができれば、
落ち着いた状態で長く付き合うことができるようになります。
「まだまだたくさんドキドキしたい」と思う間は、
今の自分はそんな時期なのだと理解した上で、
そのドキドキを追い求めるのもいいと思います。
それが落ち着いて、安定した長い関係が欲しくなった時は、
まずは相手のことをじっくり見ることを思い出してくださいね。
あなたがステキな恋愛ができることを、心より願っています。