自分を好きになるのって難しい。
嫌いなところばかりが目立つし、いいところなんて思い浮かばない。
そんなあなたにその考え方からの脱出方法をお伝えします。
そもそも自分を好きとはどういうことだろう
「自分が好き」と答える人は自信に満ちているように見えます。
自分の行動、思いは正義だと思って自信を持って発信することができる。
正しいと思ったことを「正しい。」間違っていることを「間違っている。」とはっきり言うことができる。
自分の行動、考え方自体の自己評価が高かったり、好きだったりする。
そんなイメージがあるのではないでしょうか。
自己肯定感の高い人ということもできますね。
しかし、自分を好きすぎる人はナルシストと呼ばれたりして、周りを置いて行ってしまいます(笑)
自分を好きなことが必ずしも良いことではないのです。
自分が嫌いな人の原因
自分が嫌いな人は、自分に自信がない人と言い換えることもできます。
社交的にできない自分が嫌い。
ネガティブに考える自分が嫌い。
他の人と比べて何もできない自分が嫌い。
寂しいのに人と関われない自分が嫌い。
・・・考えだしたらきりが無くなってしまうのではないでしょうか。
これらの考え方に共通していることがあります。
それは、現在の自分が
「他者と比べたときの自分」と「自分が思い描く理想の自分」より劣っているように感じている。
ということです。
今の自分を嫌いなのは自分だけ?
あなたは何年生きてきましたか?
15年?25年?35年?それよりもっと?
その間、あなたはたくさんの人と関わってきたと思います。
その方々は、あなたのことが嫌いでしたか?
あなたの存在自体に興味ない感じでしたか?
実は、あなたに関わってきた人の評価のほとんどは、いい意味で「嫌な気はしていない」もしくは「いい人だと思っている」が正しい評価だと思います。
一部に嫌われたり、いじめられたり、理不尽に傷つけてくる人もいたかもしれません。
しかし、あなたのことを関わってきた人が全員が嫌っていたり、全員が存在を否定していた状態はないのではないでしょうか?
だとすると、実はあなたは相対的にみて「いい人」、最低でも「この世界に居てもいい人」なのです。
まずは自己評価を見直してみましょう
自分を正しく評価し直すことをしてみましょう。
とはいっても、自分のことが一番見えてこないですよね。
そこで、いくつか方法をお教えします。
1日で全部やる必要はありません。
じっくり時間をかけて少しずつ、実践してみてください。
1.周りに自分ってどんな人なのか色々聞いてみる。
あなたの友人や、家族、知り合いや、同僚など、たくさんの人に自分のいいところと、悪いところをそれぞれ、最低3つずつ聞いてみましょう。
そのときに大事なことは、聞く相手に正直にいってもらうことと、あなたも素直に悪いところもちゃんと聞くことです。
すると、周りのあなたへの評価がある程度見えてきます。
2.自分と全く同じ人間が、もう1人いたと想像します。
その人とは付き合いの長い、大切な友達だとします。
その人の内面の良いところを10個以上、悪いところを10個以上考えてみましょう。
紙に書くと効果的です。
長所と短所も見た目の評価も書いてみましょう。
その人の好きなもの、嫌いなもの、特技もあげてください。
ただ、あくまで、自分ではない大切な友人ですので、大切に思って真剣に答えてあげてください。
すると、あなたの自己評価と性格の傾向がある程度見えてきます。
3.周りの評価と自分の評価を照らし合わせてみる。
この2つを照らし合わせてみるとギャップが少なからずあると思います。
周りの評価の方が大きい場合、そのズレは自分が自分のことを過小評価している所です。
少なくとも周りはあなたが思っているより、評価してくれているなら、それはあなたが意図せずともできている所なので、正しく評価し直しましょう。
⒋物事には必ずメリットとデメリットがある。
気の強い人のメリットは意思が強い。デメリットは気が短い。
気の弱い人のデメリットは意思が弱い、メリットは人に優しい。
そういった風に、物事には必ず良い面と悪い面が両立しているものです。
自分のことが嫌いな人は自分のデメリットに気づき、真剣に考えることができる人。
このままでは嫌だから改善する意識のある人。
調子に乗らない謙虚な人。
と言い換えることができるのです。
今あるものは、全てあなたが積み上げてきた実績です。
実感なく意図せずともできていることも、実績として必ず残っているのです。
自分のことを好きになる必要はない
それでも自分を好きになるのって難しいですよね。
やりかたなんてさっぱりわかりませんよね。
実は、分からなくて良いんです。
そもそも、無理に自分を好きになる必要なんてないのです。
ただ、自分を正しく認めてあげてください。
その上で、自分のことを、
「世界中で1人くらい、こんな人がいても良いじゃない。だって、こんな自分にも出来ることはあるんだから。」
そう思えるようになると、自分のことが嫌いという考えから少し抜け出せます。
大切なのは今できていないことじゃない
完璧な人間なんていません。
何歳になっても人間は未熟で未完成で不完全です。
悪いところがあって当たり前。
今はできてない部分が多くても良いんです。
ただ、これから少しずつでも出来るようになろうすることが大事。
一生懸命やっても、それでもできないことは、もはや人間としての可愛げです(笑)
他者の評価は自分を決定づけるものではなく、自分が今どうなっているかの参考資料でしかありません。
他者を大切に思うなら、その中にあなた自身も入れてあげてください。
そう考えられるようになれば、少し自分に優しくなれると思います。
ご自身のことを、もっと客観的に見たいと思った方はよろしければご連絡ください。
お会いできましたら、全力で占わせていただきます。